ネガティブな感情も受け入れるというACTの考え方
こんにちは。soichi04です。
今回はマインドフルネスから生まれた心理療法として知られる、ACTについて書いていこうと思います。
参考にした本はこちら
ラスハリスさんの幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけないです。
僕はこの本を読む前は本のタイトルがよくわかりませんでしたが、この本を読んでみるとまさにこの本に書かれていることそのものだなと感じました。
今回のお品書きは以下の通りです。
- ネガティブな感情をコントロールしようとしてはいけない
- ACTではそれらの感情を受け止める
それでは行ってみましょう。
目次
ネガティブな感情をコントロールしようとしてはいけない
普段自分たちは”僕はなんてダメな人間なんだ”。。このように考えたときにどう反応しますか?
僕はやばい自己否定の考えがでちゃった。。まずいまずいと思って少し自己嫌悪に陥ります。
時には無理やりポジティブになろうとして、口角を意図的に上げてみて道端で変な表情になることもありますw
これらの反応はネガティブな感情を持つということはよくないことで、それらをどう払拭するかという考えによるものです。
無理やりポジティブにしたりして、感情をコントロールしようとすること自体に問題があるとするのが今回の立場です。
ACTではどうするのか
ACTではこれらの感情をどう扱うのかというと、ネガティブな感情があるな、と認知する。これだけです。それでは試しにACTの考え方を身に着ける実践トレーニングをやってみましょう。本書で様々なトレーニングがあるのでもっと自分にフィットするものも見つかるかもしれません。
ここではその一例をご紹介します。
まず私たちをネガティブな感情にする言葉を考えます。(今回は例えば、”私は無能で使えない人間だという言葉だとします)。これをまず目を閉じて頭の中で10秒間繰り返してください。
このトレーニングは実践も含めて初めて意味をなすものなのでそのつもりでやってみることをお勧めします。
それでは、次は”私は無能で使えない人間だ”という言葉をジングルベルの曲に合わせて頭の中で再生してみてください。
どうでしょうか。一番最初には少し抵抗があった”私は無能で使えない人間だ”という言葉が面白おかしく思えてきて、ただの言葉の羅列に過ぎないものなんだなと考えることにつながります。
これこそがACTの診療方法です。ネガティブな感情をコントロールするととてもエネルギーがかかり、さらに自分にとってプラスになることが少ないです。
例えば自分がデブだったとして、”私はなんてだらしないんだ”のような感情を持った時に、今までの自分だと”自分を卑下しないほうがいい”、”自分にもいいところがあるじゃん”というような無理やりポジティブをしていました。
このようなコントロール操作から現状を改善するようなモチベーションにつながることは稀です。
”もっと痩せてやろう”、”長生きするために健康になるぞ”このような考えにつながるのが理想です。
まとめ
ネガティブな感情というのは思考の一つにすぎず、それ自体に特に反応する必要はない。
ネガティブ感情に対しての対処として適切なのは、まずその感情があると認識すること。
そのために今回あげた”音楽で文字の羅列に過ぎないことを気づいちゃおう戦法”など様々なものがあるので本で内容を確認する。
以上です!この本は個人的にとても読みやすく、内容的にもためになるものなのでぜひ読んでみてください。(図書館とかで借りれば無料で読めます。あとは時間の確保だけ!)
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