【簡単】メンタル安定法選りすぐりの1選【感情を正確に】
なんだか苦しい日々が続くな~。メンタルを安定させる方法ないかな。
目次
本日のお品書き
- 苦しいという感情は何かが不足しているサインである
- チンパンジーは将来のことでくよくよしない
- メンタルの安定には感情を正確に表すことが大切
今回参考にした本
鈴木 裕さんの無(最高の状態)です。この本のタイトルにひかれて手に取ってみました。タイトルからはどんな本なのかも想像できませんでしたが、人間の苦しみという感情からの開放にフォーカスを当てたものになっていました。
苦しいという感情は何かが不足しているサインである
人間には苦しいと一言で言っても様々なものがあるでしょう。
恋人と別れてしまってもう会えないのかと思うと寂しくて苦しい、
仲の良かった親戚のおじいちゃんがいきなりの訃報で心にポッカリと穴が開いてしまったようで苦しい
苦しいという感情は、怒りや悲しみ、焦りなど様々な原因によって引き起こされるのですがこれらに共通することが何かが不足している状態になっているということです。
恋人がいなくなって苦しいのは、自分にとって必要な量の異性関係が不足している状態になっていつということ。
親戚のおじいちゃんが亡くなって苦しいのは、今まで交流があったのにいきなりいなくなって、良好な人間関係が不足している状態。
苦しいという感情は不足からくるのです。
チンパンジーは将来のことでくよくよしない
脊髄炎にかかったチンパンジーがいました。そのチンパンジーは首から下を動かすことができなくなり脊髄炎による痛みも度々襲ってきていました。
首から下を動かすことができないので食べることや、排せつなど日常生活を送るうえで最低限のことでさえ、介護が必要になりました。
もし自分の立場で同じ状態になったらどう思うか考えてみてください。つまり何かしらの病気が発症して首からしたは麻痺してまったく動かせなくなり、自分で食べることや排せつを行うこともできなくなりました。
こうなってしまったときにどんなことを考えるでしょうか。僕だったら
”ずっと介護させてしまって申し訳ない”
”このまま人に世話になって生きるの辛い”
こうネガティブな将来を予想することになるでしょう。人によっては自殺を選ぶような人も少なくないといいます。
しかしチンパンジーはこの絶望的な状況でも強く生きていきました。病気による痛みには苦痛の声を上げるのですが、その後はいたっていつもどおりに戻り時には笑顔を見せることもあったようです。
チンパンジーと人間との大きな違いは将来のことについて考えるか考えないかという点にあります。
人間は先の見えない将来に対して漠然とした不安を抱いてしまう生き物です。生まれつき全員ネガティブだとする著者の考えでいうと当たり前の話だそうです。
一方チンパンジーはどうかというと将来のことでネガティブな感情を生むということがありません。確実に今を生きているのです。
人間は将来を予想することで、安泰を享受できましたが同時にこの能力は絶望的な状況ではマイナスになってしまう原因となりかねません。
チンパンジーのようになれ!ということではなく人間にはこういうメカニズムがあるのだと知るだけでも少し気持ちが安定するのではないでしょうか。
メンタルの安定には感情を正確に表すことが大切
この本は宗教的な方法でこうしたら救われるのだ。みたいな考え方ではなく、科学的根拠のあるデータに基づいた効果のある方法を前提に作られています。
なので今まで紹介したメンタリストDaigoさんの究極のマインドフルネスと同じようなことを書くことになると思いますが悪しからず。
逆に考えると同じことが書かれているということはこれが共通して大事な特徴ということになります。
それは現在の感情を正確に表すということです。
例えば同じ怒りにしてもいろいろな怒りがあると思います。理不尽なルールに対する怒りの義憤や、悲しい気持ちになってからイライラしてくる悲憤など自分がいまどんな感情なのかを表す言葉がきっとあるので自分は義憤しているのか、悲憤しているのかなど正確に意識してみましょう。
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