老化は病気だった?人類がいまだ誰も治したことのない老化という病
こんにちは、soichi04と申します。
今回は老化についてです。
以下の順番で解説してきます。
- 老化こそが病気?
- 人を長寿にするサーチュイン遺伝子
- サーチュインを活性化させる行動
今回の記事を作成するにあたって参考にした文献
David A.Sinclair さんの書かれた本です。この本は膨大な量書かれており、さすが研究者だなと思いました。ラスト50ページくらいは参考文献がずらーっと並ぶような濃い内容でした。
目次
老化こそが病気だった
私たち人類が途方もない歴史の中でこの老化に対しての、具体的なメカニズムや仕組みを理解するものは一人もいませんでした。
老化という複雑な現象は一時期研究者の中でも、原因など存在しないと匙を投げるような始末だったのです。
ここでキーワードとなるのが”エピゲノム”というものだ。こいつは建築現場でいう現場監督みたいなもので、細胞ごとにあなたは心臓の細胞です。あなたは爪の細胞です。と指示する役割を担います。
そして老化という現象はエピゲノムが何らかの現象で変化することにありました。
この著者が考える老化の具体的なメカニズムというのは
ハードディスク(エピゲノム)に引っかき傷がついていてうまくロードできない状態に似ているとしています。
ハードディスクというのは大きな損傷では復元が不可能ですが、ひっかき傷程度であれば復元することが可能です。
このひっかき傷を治す方法は必ずあって、それはいつか見つかると著者はいいます。
老化を治療するという概念。。全く想像できないような内容でした。人類が老化を克服するのはいつでしょうか?楽しみですね。
サーチュイン遺伝子で長寿になる
サーチュイン遺伝子というのは人がサバイバルモードに入ると活性化するものです。
軽いストレスにさらされて、生命が生きる!とスイッチが押されると活動してエピゲノムの変化を抑えてくれます。
つまり現状このサーチュイン遺伝子を活性化させることが長寿になるために必要なことなのです。
ちなみに遺伝子の”当たり”を引いた人間というのも存在していて、ほぼ常に体が極限状態になるという人がいます。
圧倒的に有害なたばこを日常的に吸っていても普通に元気な人が存在するのも、この遺伝子的な優劣が存在するからなのです。
老化を防ぐための行動
お待たせしました。老化の防ぐための行動は以下の通りです。
- 食事の量を減らす
- 運動を定期的に行う
- サウナに入る
- 寒い場所に身を置く
- 糖尿病対策の薬を摂取する
これらはすべて上記のサーチュイン遺伝子を活性化させるものです。
総括すると体に物理的に軽いストレスをかけるということが大切なのです。
そうすることによって私たちは老化を遅らせることができるでしょう。
そしていつの日か老化を克服した未来がくると著者は信じている。そんな未来は来るのでしょうか。
ではまた!
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