年金ってなくなるの?意外と知らない年金制度の今を見る
年金って毎月数万円も払わないといけないのに将来もらえる額が少なくなるんじゃないかな。。少子高齢化によって高齢者一人に対して若者が減るからなくならないかもしれないけど減額されるんじゃ。。
このような悩みを持つ方は多いと思います。事実僕もこのような悩みをつい昨日まで抱えていた張本人でしたから。
今回のお品書きは以下の通りです。
- 年金の本質、年金は保険の一部である
- 若者は払い損なんてことはない
- 年金制度が破綻する可能性は極めて低い理由
今回この記事をつくるにあたって参考にした本について
知らないと損する年金の真実です。この本のエビデンスはしっかり数字を比べたものになっているので説得力があります。この本の中では年金に関する誤解を解きながら基本的に年金に対する将来は明るいんだよと締めくくられます。
また著者のプロフィールを見る限り、年金団体とは関係していないので利益相反になるようなこともないと思います。
目次
年金は保険の一部である
まず年金に関しての認識として、若いうちにお金を払って将来たくさんお金がもらえるものというような言わば投資商品かのような認識をしている人がいます。僕もその一人だったのですが、実際はその認識だと年金対しての正常な理解とは遠いものになってしまうといいます。
じゃあその正体はなんなのかというと、保険です。
なんのリスクを防ぐものかというと”長生きするリスク”、”障害を負ってしまうリスク”、死んでしまうリスク”です。
これら三種類のリスクに対する保険が年金制度そのものと考えて差し支えありません。
若者は払い損なんてことはない
上の図は保険料を満額納めて65歳で年金を受給し、平均寿命で死ぬ場合の収支です。これを見ると今現在20代の若者であっても、払い損になるようなことはないのだとわかると思います。
ちなみになぜ払った額よりも大きな額が出せるようになるのかというと年金の余った分を資産運用しているからなのです。年金は現在200兆円近く積み立ててありますがこれらを運用していくことによって長期的にみてプラスにできるのです。
その投資の中身は、国債や株式など一般の人が資産を増やすのとおおむね変わりません。
年金制度が破綻する可能性は極めて低い理由
これらの図は今までみなさんがよく見てきたであろう、少子高齢化によって高齢者一人に対して若者が何人いるかをあらわしたものです。
年々高齢者を支える若者側のほうが苦しくなっている印象を受けると思います。このままでは年金制度はダメなんじゃないか、僕にそう思わせた原因の一つとなる図でした。
一方でこの図もご覧ください。
この図は一人の働いている人が何人の働いていない人を養っているかの図になります。この図を見ると先ほどの図に比べて、危機感が少し和らいだと思います。
なぜこのようなことになるのかというと定年年齢が引き上げされたからです。55歳だった定年年齢が現在60歳になっています。このことによって働く人の人口が増えてこの割合がほぼ一定に保たれているのです。
まとめ
このような理由から僕は年金の保険料を納めることを決定しました。年金は投資商品ではなく保険ですから損得を考えるような思考はおかしいのですが、
私たち若者からすれば年金制度は、”長生きするリスク”、”障害を負ってしまうリスク”、死んでしまうリスク”に備えつつお金が増えて戻ってくる制度ということになります。
僕は年金に対してネガティブなイメージを持っていましたが、この事実を見て考えを改めました。今後はしっかりと数字で見て判断できるようにしたいなと感じました。
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