ジョブズは何も発明せずにすべてを生み出した

目次

ジョブズの考えるリーダーの条件

ビジョンの共有ができるかどうか

リーダーは自分の部下に対して何をするべきなのか?

何か大きな課題を課してそれをマネージメントすることなのか、

それとも特に何も口出しせずに成長を見守るべきなのか。

スティーブジョブズの考えるリーダーの条件というのは、

強い情熱でこれからのビジョンの共有ができる人物と考えていた

ペプシコーラの社長との対談

スティーブジョブズは優秀な人材を見つけたらすぐ声をかけていた。

このことを示す、有名なエピソードがある。

当時ペプシコーラを率いていた社長を引き抜くとき、

”これから一生砂糖水を売り続けるか、俺と一緒に世界を変えるかどちらか選べ”

といったという。

これは少し前に述べたビジョンの共有とも重なるところがある。

もし自分が砂糖水を売るか、世界を変えるかの二択を迫られたら間違いなく世界を変えられる可能性のほうを選ぶだろう。

創業者というのは、大きな野望と情熱を往々にして持っていなければ務まらない。

自分の考えたサービスが当たるかどうかは、誰にもわからないので何か壁に当たったときに対処できるかどうかはその事業にかける情熱と想いなくしてはできないだろう。

アップルの製品はシンプル

ipodsのシンプル性

ipodsが発売される前世界ではソニーの発売した。携帯音楽プレーヤーのウォークマンが人気だった。

そしてipodsが発売された。アップルの製品は必要な機能のみに集中するという精神がうかがえる。

ipodsは音楽再生に特化していた。そのころほかの音楽プレーヤーも存在したが、録音機能を搭載したものや、超高音質を売りにしたものや、その他さまざまな機能をつけたものが多かった。

特にこの傾向は日本製品には顕著で売り出したい機能のみでシンプルに勝負しようという製品はあまりない。

日本はもともとあった既存の性能に何か付け足して、付加価値を生み出そうとするが時に引き算をして新しくシンプルにしようという考えを持つ流れになりづらい。

最近発売されたAir podsは本体が白一色と曲線のみでほかの要素がない。製品自体の特色は強力なノイズキャンセリング機能がついているが、音質がいいかというと他のワイヤレスイヤホンと比較すると少し見劣りする部分がある。

屋外で音楽を聴く人はとても音質の良い音楽を求めているのか、それとも周りの雑音を取り払って音楽に集中できたほうが良いのか。

どちらに重きを置いているか。そこに企業の製品に対する考え方が現れるのだろう