DeFiとは 新しい金融の仕組みについて解説
目次
Defiとは
銀行はいかにして収益を上げているでしょうか。基本的にはお金を銀行が貸すときに得られる金利、銀行の使用者が入出金をするときにかかる手数料、銀行が管理する不動産などから得られる利益など様々なものがあります。
特に手数料利益は実はすさまじい効果があって、
1.給料が会社から銀行の口座に振り込まれる
2.生活に必要なお金をATMから引き出し、公共料金や電気ガス代金などの支払いをカード払いや銀行振り込みによってやりとりしています。
そのたびに銀行やカード会社に手数料を支払っています。
仮に日本国民が平均で月に2回銀行振り込みを利用し、カードで1万円買い物をすると想定してみると、
振込が一回150円として月に300円
カード利用料が3パーセントだとして月に300円
合計600円/月
日本の人口を1億3000万人だとしたら月に約800億円、年間に10兆円ものお金にもなります
一回150円くらいの手数料たいしたことないだろうと思うかもしれませんが、大きな規模で考えるとそうとうな数になります。
銀行は自分たちから普通預金として広くお金を回収していますが、僕たちが預金利子として得られるのは0.001%から0.1%程度です。もし金利が0.001%の銀行に一億円預けていたとしても年に千円しかもらえません。
もし手数料収入を上げることができたら
もし安全に他人にお金を貸すことができたら
これを実現可能にするのがDefiです。
手数料収入をてにいれることができたら
具体的には銀行の代わりにAMMというコンピュータプログラムで自動化されたシステムがあって、そこにある資金プールに少しずつ資金を提供します。
プログラムに乗せる必要がるため資金にはプログラム可能な仮想通貨を使います(ビットコインなど)
その資金プールを利用して利用者がお金を両替することができます。
その手数料はAMMによって自動的に収集され、資金を提供した投資家に報酬として分配されます。
一般的な銀行の為替手数料が一回2%なのに対してAMMの両替手数料の相場は一回0.2%とすごく安いです。さらに投資家への報酬は年利10%以上を配布することができます。
安全に他人にお金を貸すことができたら?
AMMと同じように資金プールを利用して、個人投資家が資金をプールに預け入れ、利用者がお金を借りられるレンディングプロトコルがあります。(これは銀行でいう融資みたいなものです)
既存の銀行の預金利子は年利0.001%から0.1%なのに対して、AMMの預金利子の相場はドル連動型コインで年利5%から10%程度です。なぜここまでの利子が出せるかというと、人件費やシステム初期費用などが圧倒的に節約できるからです、これによって既存の銀行と同程度の高い利益を個人でも得ることができます。
DeFiのメリット
低コスト
窓口やATMなど取引をするのに高い手間賃を払う必要がありません
高い利益率
低コストゆえに余計な手数料がかからないので銀行に預金する場合と比べて高い利益をだすことができます
トラストレス
仮想通貨を使用しているので代替不可の情報により詐欺やハッキングなどに強いです
国や制度に依存しない
日本には日本独自の金融制度などがありますがこれはネット上で行っていることなのでどの国や企業からも干渉を受けません
Defiのデメリット
自己責任
自分の資産を管理するパスワードをなくしてしまうと一切資産を取り戻すすべがありません
決済に時間がかかる
トラストレスな分送金取引の事実確認に時間をかけます
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